今日は、青山にある『麗心』の初級漢方講座に行ってきました。
以前から、麗心の漢方講座も、とても、興味があったのですが、ほぼ毎月、『星福』の薬膳倶楽部に行っているので、見送っていました。やはり、講習代を思うと、両方はあまりに贅沢すぎますから。(^^;)今回は、麗心の薬膳コーディネーターの方から、コメントをいただいたのを機会に、早速、申し込んでしまいました。
麗心の漢方講座は、お話が充実していました。
漢方初心者のために、漢方の基本をざっと説明してから、夏の食養生について、体調を整えるツボについて、記入した問診表をもとに個人的な体質チェックなどを、してくださいました。とても、奥が深い内容なので、短時間の講習では、網羅しきれないと思いますが、お話はとても興味深かったです。
特に私が、来てよかったなぁと思ったのは、個人的な体質チェックをしてくださったことです。その上で、中医アドバイザーの方が、その体質の偏りを直し、バランスをよくする薬を提案したり、薬膳コーディネーターの方が食養生をアドバイスしてくださいました。相談は、無料です。
最近は、テレビや雑誌で漢方特集が組まれますが、正直、自分自身の体質が分からないと、具体的にどうしたらいいのか分かりません。いろんな不貞愁訴を抱えていても、まず何から取り組んだらいいのかも、分かりません。私、個人の参考になるアドバイスを具体的に、教えてくださったのは、収穫でした。
ランチは、夏の食養生にちなんだ料理でした。内容は、
■ 苦瓜(アバシゴーヤ)の干しエビ和え
■ 白イカとセロリの梅酢和え
■ 冬瓜と干しホタテのゼリー寄せ 島胡椒 風味
■ こだわり豆乳とヘチマの蒸しスープ
■ 豚ヒレ肉のサンザシソース 緑豆と蓮の実添え
■ 麗心炊き込みご飯〜気楽〜紅麹入り
■ 西瓜寒天のグラニテ 薄荷、紫蘇風味
以上でした。
とても美味しかったのは、写真にアップした料理です。
ゆでた緑豆と蓮の実の上に、甘酸っぱいサンザシソースであえた、豚ヒレ肉のを揚げたものがのっています。豚ヒレがぱさつかなくて柔らく、甘酸っぱいソースとよくあってとてもフルーティーな味でした。酢豚のような、でも、脂っこくなくて、食べやすいんです。ゆでただけのほっくりした、緑豆と蓮の実とも相性がよかったと思います。こういう食べ方だったら、肉だけの酢豚のようなものも、ヘルシーで食べやすいなぁと、思いました。
白イカとセロリの梅酢和えは、レシピも、公開してくださいました。
家庭でもできそうな、簡単レシピを選んでくださったのでありがたかったです。
苦瓜も、お品書きを見ると(アバシゴーヤ)と書いてありました。確かに、肉厚の大きそうなゴーヤをスライスした感じのものがお皿にのっていました。あまり苦くなく、食べやすかったです。家に帰って、ネットで検索してみたら、品種が違うんですね。普通のゴーヤに比べ、苦味が少なく、生でも食べられるそうです。ただ、水分が多いので、ゴーヤチャンプルーには、向かないとのこと。思いがけず、勉強になりました。
また、冬瓜の料理に、ちょっと変わったハーブが添えられていました。水前寺菜(ハンダマ)という、熊本や沖縄で栽培されているハーブなのだそうです。茗荷のような清涼感のあるハーブでした。麗心の厨房の方も、お勉強熱心なんですね。今度、渋谷や銀座に行ったら、わしたショップも覗いてみようかな。
講座の内容は、小さなテキストのような小冊子にまとめてくださって、この日のために、準備してくださったものでした。準備に時間と手間がかかっているのが伺えます。講座当日はもちろん、受けたあとも、薬膳に興味のある人の参考になるような作りになっています。
私の薬膳は、食べる専門ですが、もうちょっと勉強して、わかって食べるとありがたみもますだろうなぁと思いました。本屋によって、食材の本を注文して帰りました。
麗心の皆様、ありがとうございました。
現在もテキスト講義内容ともに
試行錯誤中です。今後はもう少し食べ物中心の話に
していくかもしれません。
また、平日の午後にデザート付き、気軽な
漢方講座イベントも考えています。
これからもどうぞよろしくお願いします。