若い頃には決定的とも言える容姿上のコンプレックス。
私の場合は、太っているということでした。
短大の時に、寮生活をするということで、皆とお風呂に入るのが恥ずかしいからというのが、きっかけで、受験後、高校3年の春休みにダイエットをしました。
昔のことなので、まず、間食・甘いお菓子を食べるのをやめ、その後の食事はカロリー計算したもの。糖尿病の治療食の本を参考に、栄養バランスがよくて、カロリー控えめの食事を作ってダイエットしました。
短大に入ってからは、さらに、加速させようと、ゴルフ同好会にはいって、トレーニングをしました。運動なんて、最も苦手で、自分からしたことはなかったけど、できるだけ、初心者が多くて、自分だけが劣っているのを感じないでおれるスポーツって、限られてた。ひたすら、積極的に動き、食事を減らしていくと、どんどん体重は落ちていきました。
その後、私は、拒食症になってしまったみたい。
私は、どこまで痩せたら、気が済むのかなぁ・・・。どんな自分になりたいのかなぁと、ようやくここで、疑問を持ち始めました。
次は、過食症になり、高校生のときよりも、太ってしまいました。病院にも行ったし、カウセリングも受けました。この頃は、色んな精神的な本を読んだような気がしますが、不思議と、よくおぼえていないし、自分が何をしていたのかも、ろくに、記憶にないです。でも、頭の中は、いつも、食べることでいっぱいでした。
自分自身を、どう受け入れ、どうつき合って行くか、<自分を好きになりたい>思いが強いほど、コンプレックスも強くなってしまう人の心の複雑さ。
コンプレックスは本当の自分を見失わせ、本当の居場所から自分を遠ざけてしまう。だからこそ、真正面からぶつかってみる必要が時にはある。
あの頃の、自分との対峙は、乗り越えなければならないところだったとは、今は思います。
あの時があって、その後の留学があって、色んな人との出会いや、人の支えがあることで生きているというのが分かって、今の私がいるような気がします。
自分の居場所を見つけるために、コンプレックスとどう向き合うか、どう対決するか書かれた、コミックスがあります。
「必死にあがき続けることで人間は変われる」
「コンプレックスは人間を成長させるバネである」
「出会いがあり、人の支えがあることで生きている」
といった、基本的な、真実を、魅力的なキャラクターにのせて訴えています。
この漫画【ウォーキン・バタフライ】の主人公は、太っているのがコンプレックスではありません。でも、女の子ですが、身長が180cmと、男性でも、長身の部類に入るような身長であることが、彼女のコンプレックスなんです。
明日の見えないフリーター生活から一念発起、自分の長身のコンプレックスと向き合って、ショーモデル目指す、寅安ミチコの成長を描いています。多感な頃に読んだら、コンプレックスをもつ自分自身と重ね合わせて、共感しちゃうと思います。
ミチコは、コンプレックスが強くて、とても、ポジティブシンキングの人ではないみたいですが、ピュアで、負けん気が強くて、じめじめしていないところがいいです。先が楽しみな人って、感じです。
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ありがとうございます
私は小学校から10年バスケ浸りの生活で、身長も170以上、肩幅がっちり、筋肉隆々な体型でした。
華奢で筋肉のない女の子らしい足でルーズソックスをはくクラスメイトをどんなに羨んだか…
私も自分のコンプレックス解消のため、いろんなことしてきました。
なので、watanabeさんの書かれたことにとっても共感です