過去記事(かもめ食堂その後 【ムーミンベーカリー&カフェのシナモンプッラ】)で、ムーミンの本に出てくる伝統レシピのサーモンパイが、美味しかったので、どんな風につくっているのか、興味がありました。
本屋で、ムーミンママのお料理の本を見つけたので、見てみると、それらしいものを発見。P72のムーミンママのピクニックパイです。ムーミンカフェのものとは、少し違うのですが、中に、ゴハンを入れているところは、一緒です。やはり、ご飯を入れるのは、フィンランドレシピなんですね。レシピは、ご飯、鮭缶、固ゆで卵、ディルをパイに包んで焼いていました。
他のレシピを見ると・・・。例えば、ポテトサラダは、じゃがいも、ディル、ケッパー、きゅうりのうま漬け(ピクルスのことでしょうかそれとも、フィンランド独自のもの)を、ドレッシング(レモン汁とサラダオイルで作る。)であえたものでした。
シナモンロールのレシピものっていました。シナモンの他にも、カルダモンなんて、入るんですね。
コーヒーやお茶のおいしいいれ方から、スナフキンのアウトドア料理まで、150種類もの料理が紹介されています。ムーミンママが作ったものだけでなく、スナフキンの作るスープなんかもあるんです。
残念ながら日本では手に入りにくい食材も登場しますが、そこはあえて自分の想像力をぐんっとふくらませて、楽しむところかも知れません。写真や、材料の説明もないので、フィンランド料理を知っている人なら、より、いいかもしれないなぁと思いますが、本の作りは、素敵でした。レシピ本として楽しむより、トーベ・ヤンソンさんの、ムーミン童話から引用した文章と絵が、香辛料のようにピリリときいてるんです。
フレーズを読んでいると、ムーミンって哲学的な部分があるんですよね。そんな意味で、大人が読んでも深いと思いました。
別の本なんですが、ムーミン谷の名言集 には・・・
パンケーキにジャムをのせて食べるひとが、そんなに危険人物であるはずがありません。
「すべて楽しいことは、お腹にいいのですよ!」
わたしは、たまらなく幸せでした。この幸せがすぎなければいいのにと、心配する気さえおこらなかったほど幸せでした。
などと、書いてあります。これも、子供には、分からない哲学的な発言だと思います。(正直、私も前後がないと、よく分かりませんが・・・。名言集ですからねぇ・・・。)
しかし、かもめ食堂で、サチエが、ミドリに、「ガッチャマンの歌を全部歌える人に悪い人はいませんから。」なんて感じのことを、言うシーンがあるのですが、なんかちょっと、似てないって、思ってしまいました。あと、この幸福感の感じ方とか、なんとなく共通するものを感じるんです。
あと、素敵な言葉。
スナフキンが、「本当に大切なのは、自分が何をしたいか分かっていることなんだよ。」
これ、ちょっと、素敵だ。
かもめ食堂で、思い悩むミドリが、ヘルシンキに着いたばかりの頃、ムーミンの本をよんでいるのですが、なんとなく、原作は、そんな気分の本だなぁって感じです。私が読んだ本は、文庫本ですが、ミドリは、もうちょっと、立派な本を見ていたような気がします。でも、どんな本だったか、記憶がなくて・・・。試しに、ムーミンで検索してみたら、ものすごい量がヒットしてしまって・・・、結局、分からずじまいです。
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確かにパンケーキにジャムをのせる人に悪人はいないかも知れません。でもうーん・・・いるかも。
何か自分と共通項のある人に悪人はいないとやはり人は思うのでしょうね。
シナモンロールにカルダモン???へーってかんじ。今年は食卓にハーブを活用したいと思ってるだけで全然できないあたしです。
マダムは長くマグ使ってて立派です・・・あたしはウェッジウッドで納豆食べるのが習慣になってます。なぜでしょう???笑。